ホーム思考の“傾向”の話
学びの背景 ③

考え方の“クセ”って、
どういうことだろう?

人にはそれぞれ、ものごとの捉え方のクセ——“いつもの考え方”があると言われています。それを「直すべき欠点」ではなく、「その人らしさ」として見つめ直すお話です。

「同じことを言っても、すっと受け取る子と、なかなか響かない子がいる」——子育てをしていると、よく感じることかもしれません。これは、人それぞれにものごとの捉え方の“クセ”があるからだと考えられています。このクセは、良い・悪いではなく、その子らしさのあらわれ。まずはそんなふうに捉えてみると、肩の力がふっと抜けるかもしれません。

“いつもの考え方”は、その人のベース

わたしたちには、ぼんやりしているときにも自然とはたらく“いつもの考え方”のベースのようなものがあると言われています。イメージで考えるのが好きな子、順序立てて納得したい子、体を動かしながら理解する子——どれも、その子なりの自然なスタイルです。生まれ持った思考の“傾向”は、大人になってもそうそう大きくは変わらないとも言われており、だからこそ「早めに、その子らしさを知っておく」ことに意味があると考えられています。

“傾向”は、変えるものではなく活かすもの

思考の傾向は、無理に矯正しようとするものではありません。「この子はこういうスタイルなんだ」と知ったうえで、その子に合った声かけ・学び方を選んであげる。それだけで、お子さんものびのびと力を発揮しやすくなると考えられています。

自分のペースでのびのびと過ごす子どもの様子

イメージで考えるのが好きな子、順序立てて納得したい子、体を動かしながら理解する子。どれも、その子なりの自然なスタイルです。「直すべき欠点」ではなく「その子らしさ」として見つめてあげると、お子さんはのびのびと力を発揮しやすくなります。

苦手を“克服”すること、得意を“伸ばす”こと

苦手なことも、練習を重ねれば「できるように」なっていきます。ただ、それは新しいやり方を身につけたということで、もともとの思考の傾向そのものが入れ替わるわけではない、という見方があります。たとえば計算が苦手だった子が練習で人並みにできるようになっても、その子の根っこが「イメージで考えるのが好き」というスタイルなら、それはそれで、その子の大切な持ち味のままです。

だからこそ、「苦手をゼロにすること」に力を注ぎすぎるより、「得意をのびのび伸ばすこと」に目を向ける——そんな関わり方を、わたしたちは大切にしています。苦手と無理に格闘し続けると、心が疲れてしまうこともあります。お子さんが「これ、好き!」と夢中になれるものを、いっしょに見つけていけたら素敵ですね。

苦手は、ほどほどに

苦手なことは「最低限できればOK」と肩の力を抜いて。必要以上に時間とエネルギーを使いすぎないことも、ひとつの工夫です。

得意を、まんなかに

その子が自然と夢中になれること・心が動くことを、まんなかに置いてあげる。得意を起点にすると、苦手にも前向きに向き合えることがあります。

得意を活かすことは、心の健やかさにも

自分の得意なこと・好きなことに取り組んでいるとき、人は心地よさや充実感を感じやすいと言われています。逆に、苦手なことばかりを無理に続けると、気持ちがすり減ってしまうことも。「がんばること」も大切ですが、「その子に合った場所でがんばれること」は、もっと大切。お子さんの個性の傾向を知ることは、そんな“自分に合った場所”を見つけるヒントになります。

鑑定の時間で、お渡しできること

FPP指紋鑑定®では、10本の指の紋様を多重知能理論の考え方にそって整理し、お子さんの思考の“傾向”をやさしく言葉にします。「うちの子はこういうスタイルなんだ」と知ることが、日々の声かけや学び選びの、ささやかな道しるべになりますように。

その子に合った関わりのなかで笑顔をかわす親子
このページについて。思考の“傾向”についてのお話は、自己理解のためのご案内です。これは医療行為・診断ではなく、自己理解のためのものです。鑑定は、考え方や個性の“傾向”を見つめ直すきっかけをお渡しするもので、知能・能力・将来を測定・診断・保証するものではありません。お子さんの発達やこころについて気がかりがある場合は、専門の医療機関・相談窓口にご相談ください。
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